2008-11-08
[The REK 追悼 Blog]
いつだったか、筑紫哲也は番組の中で「私は産経新聞が嫌いだ」と明言した。もう一つ、誰の首相記者会見か忘れたが、記者席から筑紫が質問に立った。
この二つが彼を8割がた表していると私は思う。そこに勇気・思想・毅然・非私情・信念というジャーナリストの本質を見ることができるだろう。
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2007-05-09
ちょい旧聞。植木等が死んだ。私は趣味・娯楽にはのめり込まないタチだが、クレージーキャッツと競馬は例外だった。私の姉はタカラヅカに夢中だった。何であんなものとバカにしていた。私のクレージー熱もハタから見れば同類だっただろう。
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2007-04-23
朝刊を開くと『小説新潮』の広告が目に入った。トップ記事は陽水ロングインタビュー“「何物にもならない」ために、生きてきて”。
思えば私の人生なんて“何かになりたい”と“何物にもならない”の葛藤に過ぎなかったなあ。
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2007-04-02
4,5日前、小泉さんの墓参りに行った。お寺は渋谷→田町バスルートの魚籃坂にあるから、友人とハチ公前で待ち合わせた。Fさんだけが姿を現した。Iさんは調子が悪くて出られないという。
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2006-12-14
グラスのインタビュー記事を読んだ(「世界」11月号)。やはり歯切れは悪い。「自分はそのとき少年だったわけだが、いったい何ゆえに正しい問いを発することができなかったのだろうか。ものの分かった男の子だったはずではないか。それどころか反抗的でもあったはずだ。それなのに、自分はいかなる問いも発しなかったではないか」と自問はする。
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2006-08-14
ギュンター・グラスが若いころナチス武装親衛隊に入っていたことを告白した。グラスは朝日紙上で大江健三郎と往復書簡を交わしているドイツの知性だ。
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