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2007-12-29

写真を見る眼

[The REK Friday Blog]
年末特集(その六)

からす2 大根川新月


 左の写真には葉の繁みの中にカラスの巣、中央の写真には雪を被った富士の頂上が山の背に、右端の写真には二つのポールの間に筆でひと刷けしたような新月が肉眼では見えた。
 デジカメの撮影処理によっては写真にも写ったかもしれない。しかし、ただレンズを向けてシャッターを押しただけでは、目指した被写体は写真の中で識別できない。

2007-12-26

からだ指数

[The REK Friday Blog]
年末特集(その五)
                              
 寝床に入って次のような理論を編み出した。
 からだが自在に動け、自分で身の始末を可能にする度合いを50才で100とする。年令を増すごとに、どの程度自立していられるかを数式化した。
 100+100分の(50の二乗)-100分の(年令の二乗)%というものだ。
 
 例えば60才だと、100+100分の(50の二乗)-100分の(60の二乗)=100+25-36=89。
 60才では、50才のときの89%しか自分で身の始末ができない。逆にいえば始末ができるにしても、かかる時間は反比例的に作用するから、1日が24×0.89=21.36。つまり1日は21時間ちょいということになる。

2007-12-23

クリスマスプレゼント

[The REK Friday Blog]
年末特集(その四)

 Ho先生がクリスマスにドイツへ帰るといった。先生が帰郷するのは春と夏の長期休暇だけだ。冬はたいてい日本で過ごしているようだった。
 お母さんと一緒にクリスマスを過ごしておきたいとのことだ。私はHow old is she?のドイツ語がすぐに出てこなかったので年令は訊かなかった。だが、とっさに思いついたことがあった。

2007-12-20

韓国フェミニストのジレンマ

[The REK Friday Blog]
年末特集(その三)

 韓国人女性は結婚しても姓を変えない。日本で“別姓夫婦”を志向している人にとっては羨ましい限りかもしれない。しかし実際は、父系血統主義に由来しており男女平等の観念とは対極にある。
 そのあたりの事情をイ・ドギルという歴史家が6/11付「朝鮮日報」のコラムに書いているので紹介したい(「朝鮮日報」もやっと最終第36面にたどり着いた。長かったなあ)。

2007-12-17

横須賀空母ストーリー

[The REK Friday Blog]
年末特集(その二)

 明 2008年8月19日、原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀に配備される。8.19という期日が住民に重くのしかかる。指をくわえて待つだけでいいのか。配備反対の住民投票、港の浚渫工事差し止め訴訟等、知恵を尽くして反対運動を展開してきた。そして、再度住民投票の直接請求運動を起こす。

2007-12-14

「憲法起草物語~鈴木安蔵の場合」 

[The REK Friday Blog]
年末特集(その一)

『日本の青空』というタイトルはダサいと思っていた。映画を見て中身もやはりダサかった。ダサいとは旧感覚ということだ。何が時代に遅れさせていたのか。
 いま憲法がGHQの押し付けであるという批判に対して、日本人がつくった草案にGHQは検閲を加えただけだという再批判は緊急で重要な課題だ。『日本の青空』のテーマでもある。そうなら、憲法起草作業の緊迫感を観客にもっと訴えなければならなかった。終戦直後の“青い空”という希望に未来を託しては、改憲勢力に対抗できないのではないか。
 NHKスペシャルの二番煎じ、三番煎じでもいい。事実を積み上げて、映画の大画面で押し付け論と対決させる必要があったと思う。ドキュメンタリーの手法がほしかった。

2007-12-07

嗚呼我らプロ野球人類のけじめ

[The REK Friday Blog]
 
 小学校2年のとき野球というボールゲームにその他大勢で参加してから興味を持った私のプロ野球は、親父の新聞切り抜きを眺めることから始まって爾来50数年、先日の北京五輪予選・韓国戦で時代を区切った。
 これから先、野球が五輪に再採用されたとしても、私が生きているうちに日本と韓国以外のアジア地区で五輪が開催されることはないだろう。アジア枠二つのうち開催国枠を除いた代表一つを争う日本と韓国の真剣勝負は最初で最後だ。五輪の決勝より遥かに大きなプレッシャーだった。ただし韓国には屈辱のプレーオフが残されている(韓国、台湾、カナダ、オーストラリア、メキシコ、イギリス、スペイン、南アの中から三つが上がる)。