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2008-01-25

小田実の涙 

[The REK Friday Blog]
  NHKBS「小田実“遺す言葉”」を見た。小田は病床でインタビューに答える。「自由と民主主義はアメリカから学んだ。日本はそれに平和主義を加えた。9条は革命的な考えだ。しかし、日本は富国強兵に向かっている」
 そこまでいうと、小田は言葉に詰まった。何かにむせたわけではない。涙すら浮かべていた。
“私が力を尽くしてきた運動は無なのか”、そんな気持が胸に押し寄せたのだろうか。あるいは、道半ばにして倒れたと無念極まりなかったか。
 この番組は3月にも地上波で放映される。小田実の涙を確認してほしい。

2008-01-18

欠場決断

[The REK Friday Blog]

1/13(日)多摩川30kmロードレースを欠場した。12月初旬に左足親指付け根を傷めた。2週間ほど休めば治ると高を括っていたが、自然治癒力が衰えている。元旦にダメもとで、ゆっくり走ってみた。“キリキリ痛む”から、患部が“痒い”という痛みに変わってきた。ちょっと希望をもって、第一日曜に長めを走って最終的な決断を下そうと思ったんだ。

2008-01-11

『長雨』尹興吉(ユン・フンキル)(東京新聞出版局 1973) 

[The REK Friday Blog]

 次のような状況設定は対立の典型的パターンだね。系図をみてもまるで左右対称だ。だからといって、この短編小説を敬遠しないでほしい。私は韓国第1級の小説だと評価するんだよ。
 時は朝鮮戦争下。場所はソウルから疎開できる距離にある山間の村。語り手である僕の父の弟は人民軍のパルチザン、母の弟は国軍兵士。
 韓国では母方の親族を“外祖母”“外叔母”のように“外”の字を被せて呼ぶようだ。僕の家族は次の通り。
系図スキャン

2008-01-04

屠蘇ブログ

[The REK Friday Blog]

あけましておめでとうございます。

 さて、今年は韓国へ行く。リュックを背負いランニングシューズだけは中に収めて、若い人のようにひょいと旅立ちたい。“見る”ことのほかに、先の先には新たな目標が生まれた。2回、3回の訪問の足慣らしだ。
 といっても、話す・聞く・読むも満足にできない。とっさの受け答えがまるでダメだ。反応が遅いから人の10倍はかかる。半年でせめて5倍くらいにはしたいなあ。