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2007-10-12

からだ測定

[The REK Friday Blog]
体脂肪率計にのってみた。
どうやって計るのかずっと疑問に思っていた。からだが計器に触れる部分は足の裏だけだ。土踏まずを除いた足裏の皮下脂肪を何らかの方法で測定し、それを全身に当てはめるのだろうか。推測1:テレビでよく見掛ける赤・黄・緑といった身体の熱分布のように、足裏の熱分布から脂肪を見分ける。推測2:足裏のピンポイント重量を測って、脂肪とそれ以外を区別する。
これらの方法はヘルスメーターの足をのせる表面部分に相当な工夫がなされていなければならない。だから、多分違うだろう。
 
からだスキャナー(オムロン)の説明書を読んだ。電気的に測定すると書いてある。電流をからだに流すというのはちょっと思いつかなかった。脂肪は電気をほとんど通さないから、電気を通す部分(筋肉や血管のような水分を含んでいる器官)との比が分かるというのだ。分かったような分からないような。

 生体インピーダンスという言葉を理解しないとあやふやなままだ。からだには電気を通しやすいとか通しにくいとかが、人それぞれによって異なる。脂肪が多い・図体がでかいが主な要因らしい。これらの全ての要因を考慮した電気の通りにくさを生体インピーダンス(生体電気抵抗)という。つまりオームの法則で電気抵抗を計算するというわけにはいかないところがミソだ。からだと導線とは違うからね。
 しかし、生体インピーダンスと電気の通りやすさは大体反比例する。だから、生体インピーダンスの最大の要因である脂肪の量が推定できるというわけだ。ちなみに、からだの中の水分は電気を通すから尿がたまっているか否かも推定できる。

 推定できるといっても、どうやって電気の通りやすさ・通りにくさを計るのか。
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 オムロンは両手、両足の4点を電極とする。そこに周波数の高い電流と低いのをいくつか流す。細胞の中を通ったり通らなかったりのばらつきをなくすためだ。例えば、左足と右手を電極とする場合、左足から合計1アンペアの電流を流して右手に合計0.5アンペアの電流が流れたとすると、電気の通りにくさは半分だから脂肪がからだの半分を占めることになる。
 実際はここで単純に体脂肪率50%とはしない。電気の通りにくさ0.5に身長、年令、性別をある法則によって補正した数値を掛けるか割って、体脂肪率を出す。恐らくこの場合体脂肪率は40から45%ではないだろうか。
 この補正した数値というのがメーカーのノウハウだ。信用するかしないかは消費者の判断だね。ただし、統計は恐ろしいほど実際に合っていることが多い。
 以上のことは説明書ではなくて、グーグルのSEKISUIを参考にした。でたらめかもしれないが、私の理解だ。

 体脂肪率計では基礎代謝量が表示される。基礎代謝とは寝ている時に消費されるエネルギーだから、これが小さいと余り食べなくても済む。経済的だ。でも一般には「食べなくても済む」という発想はしない。食べても太りたくないというわけだね。だから運動して基礎代謝量を上げよう、そうすれば食べても自然と消費される。まあ、これは人それぞれの考え方だ。

 体重もカロリーもエネルギーに換算できる。寝ている時の消費エネルギーが基礎代謝なら、寝る前と起きた時の体重差から基礎代謝量は計算できるはずだ。昔、理科で1キロは2400カロリーだと習った(本当か?)。体重差が1kgなら基礎代謝量は2400カロリーだ。今夜、早速測ってみよう。体重差が0.8キロなら2400に0.8を掛ければいい。

 さて、私の測定結果は、体脂肪率は平均そこそこ、基礎代謝量は1700カロリーだった。結論から言えば、図体がでかいと食わなければならないから不経済だ。滅んだ恐竜と同じだね。

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